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ブロードウェイ事情にも明るいミュージカル通ライター

町田 麻子

フリーライター

『デスノート THE MUSICAL』

日本のミュージカルファンが日本オリジナル作品を望むのは、日本人の物語が観たい、日本語で書かれた歌が聴きたい、という理由によるところが大きいと思う。少なくとも、筆者はそうだ。だが2015年に『デスノート』を生み出したホリプロの社長は、少子化をにらみ、マーケットを海外に広げるために──要は外貨を稼ぐために──、輸出できる作品を創作したのだという。その発想が興味深いし、いずれウエストエンドかブロードウェイに輸出したい、という野望を隠さない姿勢にも心打たれるものがある。3度目の上演となる今回、キャストを一新するという冒険に出たのも、きっと野望に向けた布石の一つなのだろう。一ミュージカルファンとして、この野望の行方を見守りたい。

20/1/12(日)

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