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東条 碩夫
音楽評論家
4オケの4大シンフォニー2021/第59回大阪国際フェスティバル2021
21/4/17(土)
フェスティバルホール
いわゆる「大阪4オケ」のイヴェントで、ここ数年来開催されているものだが、大阪の4大オーケストラが一堂に会して実力を誇示しあう奇想天外な演奏会である。1回の演奏会で4つのオーケストラの演奏を楽しめるのだから、何とも効率的(?)に違いない。 今年のプログラムは以下の通り。久石譲指揮日本センチュリー響がベートーヴェンの「第8交響曲」、尾高忠明指揮大阪フィルがショスタコーヴィチの「第5交響曲」、大山平一郎指揮大阪響がメンデルスゾーンの「イタリア交響曲」、飯守泰次郎指揮関西フィルがシベリウスの「第2交響曲」。 これらを一つの演奏会で聴くのだから、時間的にも長い。少し疲れるかもしれないが、実に面白い体験になるだろう。称して「4オケの4大シンフォニー2021」。
21/4/10(土)