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水先案内人のおすすめ

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エンタテインメント性の強い外国映画や日本映画名作上映も

植草 信和

1949年生まれ フリー編集者(元キネマ旬報編集長)

錦之助映画祭り-時代劇の至宝・中村錦之助=萬屋錦之介

『瞼の母』(4/21-27) ラピュタ阿佐ヶ谷 特集「錦之助映画祭り」(3/24〜5/25)で上映 母の死で流した涙の量と本作で流れた涙の量を比べれば、圧倒的に後者のほうが多い(量ったわけではないが)。錦之助の忠太郎とおっかさん小暮実千代の芝居のシーンになると、涙が止まらなくなる。 長谷川伸の名戯曲『瞼の母』は戦前から何回も映画化されているが、加藤泰監督・中村錦之助主演の本作がベスト。低予算(15日間で撮影されたといわれている)の穴埋めプログラムピクチャーだが、その作品世界は端正で豊穣だ。 錦之助の名演と加藤泰の冴えわたる演出。決裂した母子のシーンから跳ね橋につながる川沿いのシーンへ。加...

19/4/19(金)

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