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能一 ナオ
次元を行き交うエンタメ系ライター
【公演中止】舞台『デュラララ!! 円首方足の章』
20/4/10(金)~20/5/6(水)
日本青年館ホール、常滑市民文化会館、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
TVアニメ放送の第1期放送からちょうど10周年となる2020年に『デュラララ!!』が舞台化。東京・池袋を舞台に、高校生、オカルト、カラーギャングを中心とした群像劇を描く原作小説は2004年に電撃文庫(KADOKAWA)より刊行され、多数のメディアミックス展開が行われているヒットタイトル。まだ舞台化されていなかったことが意外なほどだ。 舞台版の脚本は、アニメ1期、2期通して担当した高木登が手掛けるところに安心感を感じるが、約2時間でどこを切り取って描くのか、気になるところ。 主役の竜ヶ峰帝人を演じるのは橋本祥平。そして、帝人の幼馴染・紀田正臣を演じるのは杉江大志。どんなキャラも自身に取り入れてしまう橋本祥平と、ひょうひょうとしたやラクターがぴったりな杉江大志は、観る前からワクワクしてしまうキャスティングとなっている。 そして、犬猿の仲という因縁関係の折原臨也(和田雅成)と平和島静雄(伊万里 有)の掛け合いにも注目だ。また、首なしライダーのセルティの声は、アニメ同様、沢城みゆきが担当する。 初演から東京・愛知・大阪の3都市を巡る長期公演となっている。
20/4/8(水)