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映画史・映画芸術の視点で新作・上映特集・映画展をご紹介

岡田 秀則

1968年生まれ、国立映画アーカイブ主任研究員

「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」

思えば『トイ・ストーリー』の日本公開から、もう23年も経つそうである。それまでのアニメーションとは感触の違う、CGならではのキャラクターの触感には心底驚いたものだ。そのピクサー・スタジオの映画手法が惜しげもなく開陳されているのが『PIXARのひみつ展』だ。 ピクサーでは作品制作の流れは「パイプライン」と呼ばれるが、特に興味深いのが、キャラクターに仮想の骨や関節、筋肉を与える「リギング」というパートと、キャラクター表面のタッチ作りに専心する「サーフェイス」の分業だ。これは、ストップモーションによる人形アニメーションの手法にほぼ等しい。『カーズ』の自動車が持つつるつるした感触も「サーフェイス」担...

19/5/1(水)

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