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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

国立演芸場 11月中席『落語芸術協会真打昇進襲名披露公演』

今年春にめでたく真打に昇進したものの、コロナ禍で寄席の高座でのお披露目が延期になっていた昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、伸三改め桂伸右衛門の3人にとって、待ちに待った晴れ舞台だ。10月上席の新宿末広亭を振り出しに、同月中席に浅草演芸ホール、下席には池袋演芸場で披露興行を行い、観客入場に関する規制がまだ完全に解除されてはいないにもかかわらず、驚くほどの観客を集めた。彼らが所属した二ツ目ユニット「成金」の変わらぬ人気、さらに三人三様の個性が光る新真打の精進ぶりも改めて知ることができた。何日もまとまった形での興行は国立演芸場が最後なので、見逃した人はこの機会を逃さぬよう。

20/11/2(月)

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