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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

宝塚花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』宝塚歌劇花組

1月9日、東京国際フォーラムホールCでは、花組の『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』が幕を開けます。禁酒法時代のニューヨークを舞台に、4度目の結婚を控えた苦労知らずのプレイボーイ、ジミー(柚香光)と、酒の密輸で荒稼ぎしようとするギャング一味の女性ビリー(華優希)が巻き起こす騒動を、ガーシュウィンの名曲に乗せて綴るロマンティック・コメディです。 ガーシュウィンの音楽と言えば、同じブロードウェイ・ミュージカルで、日本では劇団四季が上演している『クレイジー・フォー・ユー』を思い浮べる人も多いはず。こちらも抱腹絶倒のコメディですが、その終盤、デッドロックに心を残しながらニューヨークに戻った主人公ボビーを、ピンクの衣裳を着けた踊り子たちが、♪やればできるでしょう~と励ますナンバーのタイトルが、この「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」。この作品では、ジミーとビリーのデュエットとして歌われますが、どんな状況で使われるのか、楽しみです。 昨年芸術祭新人賞を取って勢いに乗る潤色・演出の原田諒が、ガーシュウィンの音楽をどんな風に料理するのか、期待したいと思います。

21/1/7(木)

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