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新進女優や新たな才能にフォーカスした作品を中心に紹介

イソガイマサト

フリーライター

楽園

とある地方都市のY字路で少女が失踪し、12年後に起きた同様の事件が周辺住民の運命を狂わせていく……、『64-ロクヨン-前編/後編』の瀬々敬久監督が吉田修一の『犯罪小説集』の中のふたつの短編を合体させ、そこにオリジナルのストーリーを加えた本作は、私たちにさまざまなことを考えさせる。 なぜ、事件はそこで起きたのか? どうしたら防ぐことができたのか? そんな巨大なテーマを限界集落などの地方都市の問題、そこで暮らす人々の閉塞した心模様なども炙り出しながら、瀬々監督は鮮やかにスクリーンに映し出すことに成功している。 そして、タイトルの『楽園』とともに、注目したいのは映画で加えられた新たな物語。とりわけ、12年前、被害者の少女と事件直前まで一緒だったことから罪悪感に苛まれていた紡(杉咲花)を救済する、彼女の幼馴染み・広呂(村上虹郎)の存在は大きい。

19/10/14(月)

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