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水先案内人のおすすめ

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ドキュメンタリーの面白さを知ると映画の見方が変わる

村山 匡一郎

映画評論家、大学講師

場所はいつも旅先だった

旅することは、見知らぬ土地とその風景に好奇心を膨らませて楽しいとはいえ、いつも異邦人としての制約がつきまとう。そんな旅の風景を、「暮しの手帖」の元編集長がまとめたドキュメンタリーである。アメリカのサンフランシスコから始まり、スリランカのシギリア、フランスのマルセイユ、オーストラリアのメルボルン、台湾の台北と台南と続く。たとえば、サンフランシスコでは町の風景写真に続き、カストロ通りのダイナーの後にドラッククィーンのエリックとの出会いが語られるように、各国の都市の朝と夜のアトランダムな風景と偶然に出会った人々に、一人称のナレーションが重なり、エッセイとなっている。写真集に近い印象とはいえ、その余白に個人的な旅の体験を重ねながら見ると味わい深い。

21/10/24(日)

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