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インディペンデント、自主映画、ドキュメンタリー、映画祭、特集上映などを中心に

水上 賢治

映画ライター

逝ける映画人を偲んで2017-2018

今は亡き映画人を、各人の代表作品の上映を通じて追悼する特集上映。今回は2年ぶりの開催で2017年1月1日~2018年12月31日の間に逝去された70名以上の映画人の仕事を回顧する。 55プログラム、合計62作品が上映されるが、ラインナップを眺めて思うのは、この2年だけでこれだけ多くの名優やフィルムメイカーが亡くなってしまったのかという、やむを得ないが寂しい現実にほかならない。 名カメラマン、たむらまさきは『三里塚 第二砦の人々』と『私は猫ストーカー』が上映に。ドキュメンタリー映画の可能性を切り開く一方で、劇映画では青山真治ら気鋭の監督と手を組んだ彼の歩みが偲ばれる。 実験映画の先駆者である松本俊夫監督の短編プログラム、映画とテレビの音楽の一時代を築いた井上尭之の仕事が光ると共に、今年亡くなっているので今回の企画の対象ではないが萩原健一の怪演もすさまじい『青春の蹉跌』などなど、観ておきたい作品ばかり。この機会に偉大なる映画人たちのそれぞれのワークを目にしてほしい。

19/6/27(木)

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