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水先案内人のおすすめ

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木谷 節子

アートライター

隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則

太宰府天満宮前のスターバックスや、高輪ゲートウエイ駅、そしてこの夏いよいよ世界に向けて御披露目される国立競技場への参画など、話題の建築をいくつも手掛けてきた隈研吾。 本展は彼の公共性の高い建築を、猫目線でとらえなおすというなんとも不思議な展覧会だ。なぜ猫目線かというと、少年時代、飼い猫を父親に捨てられたことがきっかけで建築家になった隈さんは、「建築にぬくもりやわらかさを取りこむ自らの建築の傾向は、小さくて温かい猫的なものを、無意識に取り戻そうしているのでは?」と最近になって気付いたからだという。 そこで「孔」「やわらかさ」「時間(ボロいもの)」といった猫が好む5つのキーワードをピックアップして自らの建築を分析した。……というわけで隈さんがご自分の言葉で説明しているパネル解説は必読です。その他、隈建築をテーマにした映像作品や、隈さんに建築を依頼した人々のインタビュー映像なども見応えあり。 とくに、隈さんが建築家としてクライアントとどう向き合ったかがわかる後者は、建築家を目指す学生さんなど大いに参考になるのでは? 各地の隈建築を、あらためて猫目線で巡礼をしてみたくなりました。

21/7/13(火)

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