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本業はヘビメタ誌編集者。寄席、落語会は年200回以上通う。関連著書も多数。

広瀬 和生

「BURRN! 」編集長、落語評論家

志ん輔三昧

2001年に古今亭志ん朝が亡くなった衝撃は計り知れないものがあった。「志ん朝ロス」に囚われた僕は、その心の穴を埋めるべく弟子の古今亭志ん輔を熱心に追いかけるようになった。人物のデフォルメが特徴的な志ん輔の高座の表面的な印象は志ん朝とは異なるけれども、その根本にある「古典落語への取り組み方」においては「志ん朝の遺伝子」を極めて濃厚に感じさせてくれる演者だ。今回、2ヵ月連続で横浜にぎわい座で行なわれる「志ん輔三昧」では、12月に『夢金』『井戸の茶碗』、1月に『佐々木政談』『火焔太鼓』がネタ出しされている。どれも志ん朝の演目で、とりわけ『井戸の茶碗』『火焔太鼓』は志ん生以来の「お家芸」。お勧めだ。

19/11/22(金)

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