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水先案内人のおすすめ

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新進女優や新たな才能にフォーカスした作品を中心に紹介

イソガイマサト

フリーライター

キャンディマン

「鏡に向かってその名を5回唱えると死ぬ」…そんな忌まわしい都市伝説が語り継がれる“キャンディマン”。本作は、クライブ・バーガーの小説を映画化した1992年のカルトホラーで知られる戦慄のホラー・アイコンを、『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)のジョーダン・ピール監督の製作、脚本で現代に蘇らせたらこうなる! といったことをたっぷり体験できるのが何よりも刺激的で面白い。キャンディマンの伝説を影絵で寓話的に伝え、恐怖の舞台を過去から現代へとスピーディに移行。伝説を信じない男子が嫌がるガールフレンドの前でその名を何度も口にしたり、女の子たちが鏡の前で名前を一緒に言う“肝試し”シークエンスも生々しいから、続く地獄絵を想像した私たちは勝手に胸騒ぎ を覚える。だが、そこで直接的な殺戮シーンを映さず、鏡を駆使したり、実体を見せずに恐怖を煽るところがジョーダン・ピール!(監督はピールの精神を受け継いだ、『ヘヴィ・ドライヴ』(18)のニア・ダコスタ)クライマックスではっきり確認できるキャンディマンのルックと無駄のない凶行も含め、全編を貫く禁欲的な美意識とホラーセンスに今回もゾクゾクした。

21/10/17(日)

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