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歯に衣着せない辛口コメントが人気のクラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

広島交響楽団 第405回プレミアム定期演奏会 大阪公演

広島交響楽団が大阪に乗り込んで来る。13日に広島で同じプログラムを演奏した上での大阪公演だから、音楽の密度もいっそう高まっているのでは? 指揮は音楽総監督の下野竜也で、ブルックナーの人気交響曲「第4番《ロマンティック》」を取り上げるのがまず聴きものである。森の奥深くから響いて来るようなホルン、それが狩の角笛の如くこだまする第3楽章、高い山の頂上目指して一歩一歩昇っていくかのようなフィナーレのクライマックスなど、長大な絵巻物ともいうべきあの交響曲を、彼と広響の演奏で聴いてみよう。 第二の聴きものは、人気ピアニスト・小山実稚恵がソリストとして登場、ベートーヴェンの名作「皇帝」を弾くことだ。あらゆるピアノ協奏曲の王者と呼ばれる、堂々たるスケール感を誇るこの壮大な名作を、最近ベートーヴェンの協奏曲とソナタの演奏に力を入れている小山実稚恵がどのように聴かせてくれるだろうか。

20/11/8(日)

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