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水先案内人のおすすめ

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時代劇を中心に、過去の日本映画やテレビドラマについての、主に製作状況に関する研究を行う。スタッフや俳優への取材・聞き書きによる証言収集と検証をライフワークとする。個人的な趣味としては洋画が好き

春日 太一

映画史・時代劇研究家

ジャスト6.5 闘いの証

イランから、とてつもない映画が現れた。 物語は麻薬組織の壊滅を図る警察官を主人公に展開される。組織のトップを捕まえるため、主人公は容赦ない手段で追いつめていく……というのが前半。 ここまでで十二分に見応えがある。スピーディーなカット割で繰り広げられる個々の駆け引きに加えて、異様なスペクタクルにあふれたスラム街のロングショットなどの強烈なインパクトを与えてくる画の数々により、とにかくぐいぐいと引き込まれる。 が、それは本作にとってはあくまで前菜でしかなかった。 中盤からは、役者たちの特濃の芝居が怒涛の如く押し寄せてきて、魂が震える。留置場の描写も凄まじい。 そして、それを経て終盤に提示される、あまりに苦い現実の数々。 130分があっという間に感じられた。傑作。

21/1/13(水)

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