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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
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文学、美術、音楽など、映画とさまざまな構成要素に注目

高崎 俊夫

1954年生まれ フリー編集者、映画評論家

まぼろしの市街戦〈4Kデジタル修復版〉

1960年代から70年代にかけて、『おかしなおかしな大冒険』などのフランス流の洒脱なエスプリとロマンティシズム溢れる喜劇で、一部に熱狂的なファンを擁したフィリップ・ド・ブロカの最高傑作がリバイバルされる。第一次大戦下、フランスの小さな町にドイツ軍が爆弾を仕掛けたことから、住民は遁走し、残された精神病院の患者たちが勝手に、煌びやかな衣装で身を包み、街頭にあふれ出す。そこへイギリスの偵察兵アラン・ベイツが爆破を阻止するために送り込まれるが、なぜか王様に祭り上げられてしまう。 戦争の狂気というモチーフを、声高なメッセージとして謳い上げるのではなく、こんな意想外で典雅な、お伽噺のような語り口で描いた...

18/10/26(金)

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