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本業はヘビメタ誌編集者。寄席、落語会は年200回以上通う。関連著書も多数。

広瀬 和生

「BURRN! 」編集長、落語評論家

極め付き 文菊十八番独演会

最近、古今亭文菊の「妖しい魅力」にハマっている。文菊といえば独特の「気取った」物腰が特徴で、勿体ぶった歩き方で高座に現われ「自分でも嫌なのね、この気取った雰囲気。皆さんの、その突き刺さるような視線……」などと自虐的に語るのが寄席での文菊の定番だ。もっとも、かつて文菊は落語に入ると普通に綺麗で、それほど破壊力がある演者ではなかった。だがこのところ文菊の「気取った感じ」が以前より遥かに突きぬけていて、落語そのものに得体のしれない「妖しい魅力」を生んでいる。そんな文菊はなかの芸能小劇場で「文菊毎月連続独演会」を行なっているが、その50回記念の会が文京シビック小ホールで6月26日に行なわれるので、この機会にぜひ! 後ろの方でも見やすい会場です。

20/3/28(土)

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