Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

新国立劇場オペラ『カルメン』

一昨年、新国立劇場や東京文化会館ほかで上演された新演出のプッチーニ『トゥーランドット』は、その斬新な解釈と圧巻の舞台づくり、出演者の熱演で大きな話題を呼びました。 その演出を手がけたのはスペイン出身の演出家、アレックス・オリエさん。パフォーマンス集団「ラ・フーラ・デルス・バウス」の6人の芸術監督の1人で、近年ではザルツブルク音楽祭やパリ・オペラ座、英国ロイヤルオペラなどで演出を手がけ、いま世界でもっとも注目を集める演出家の一人です。 『トゥーランドット』のときも、日本のオペラの歴史に新たな1ページを切り拓いたオリエさんが、新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士さんの招きを受け、今回はビゼーの名作『カルメン』に挑みます。 「『カルメン』は歌と居酒屋の世界で、カルメンは現代的で知的な女性だ」というオリエさんは、この作品に現代にも通じる普遍性を見出しているようす。 21世紀のいま、彼がどんな『カルメン』を見せてくれるか、楽しみです。 公演は7月3日(土)から19日(月・祝)、新国立劇場・オペラパレスにて。 指揮は大野和士さん、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団、出演はステファニー・ドゥストラックさん(カルメン)、村上敏明さん(ドン・ホセ)ほか。

21/7/3(土)

アプリで読む