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「クラシックソムリエ検定」編集長にしてピアノのスペシャリスト
高坂 はる香
音楽ライター
仲道郁代ピアノ・フェスティヴァル vol.2
19/7/14(日)
東京芸術劇場 コンサートホール
ピアニストの仲道郁代さんが企画する、ピアノ・フェスティヴァル。そのキャッチコピーは、「60指が乱舞する超絶技巧」…つまり、うまいピアニストたちが6人集まって、2台ピアノや5台ピアノによる大スケールの音楽を届けるというフェスティバルです。 出演者は、仲道さんに加えて、横山幸雄さん、菊池洋子さん、實川風さん、松田華音さん、そして、先のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で2位に入賞して話題の藤田真央さんというメンバー。前半はこの6人が、さまざまなコンビネーションでモーツァルトやドビュッシー、シャブリエなどの2台ピアノの作品を披露します。 そして後半は5台ピアノ6人による演奏。リムスキー=コルサコフの『熊蜂の飛行』やサン=サーンスの『死の舞踏』、ホルストの『木星』など、60指で聴いたら一体どうなるのかという華やかな作品が並んでいます。1台でもオーケストラの表現ができるといわれるピアノが5台集まるのですから、カラフルな音の洪水が押し寄せるようなステージが期待できるでしょう。 開演前には、6人のピアニストによるクロストークも予定されています。もしかしたら、ロシアから帰国して間もない藤田真央さんのチャイコフスキーコンクールの話も聞けるかもしれません。
19/7/6(土)