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“燃え”なければ映画ではない!アツい作品をセレクト
相馬 学
フリーライター
マリグナント 狂暴な悪夢
21/11/12(金)
TOHOシネマズ 日比谷
『死霊館』シリーズでおなじみのホラーの異才ジェームズ・ワンが放つ新たな恐怖。ヒロインが目にする、何者かによる惨殺の現場は夢の中の出来事か? それとも現実なのか!? 心霊現象と現実的な現象の境目を曖昧にしながらドラマは進行し、観る者を不安に陥れる。やがて明らかになる事実は、衝撃的過ぎて、かなりビビッた。ネタバレは避けるが、ダリオ・アルジェントとデビッド・クローネンバーグ作品の融合というべきか。とにかく、ドラマの転換ポイントに誰もが驚かされるだろう。『アナベル 死霊館の人形』に続いてワン関連作のヒロインを務めたアナベル・ウォーリスの怪演も凄まじい。仰天ホラー体験を、ぜひ劇場で体感して欲しい。
21/11/8(月)