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水先案内人のおすすめ

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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

新日本フィルハーモニー交響楽団 #629 ジェイド〈サントリーホール・シリーズ〉

いま私がもっとも期待している演奏家の一人が、ヴァイオリニストの吉村妃鞠さんです。彼女はいくつだと思われるでしょうか。まだ9歳の小学生です。しかし、初めてその演奏に接したときには、仰天しました。 「神童って、ほんとうにいるのだな」「頭のできが違う人って、いるのだな」と今さらながらに思わされる妙技の連続で、聴いていると彼女の年齢のことなどを忘れ、演奏に没入させる魅力をもっています。すでに数々の入賞経験を持つ一流の若手ヴァイオリニストであり、国内外のオーケストラとの共演も果たされています。 1月30日(土)、サントリーホールでの新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会では、彼女がすでにいくつものステージで披露しているパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を聴かせて下さいます。これからどれほど高く、どれほど遠くまで行くのか未知数の才能が紡ぎ出す音を、ぜひ聴いて下さい。

21/1/23(土)

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