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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

三遊亭わん丈 隔月独演会「わん丈ストリート」Vol.28

センスの良さと明るさで人気の二ツ目、三遊亭わん丈が隔月で催す独演会。今回の目玉は、明治の名人・三遊亭円朝作品への挑戦だ。演目は圓朝代表作の『怪談牡丹燈籠』の中でも「面白い」と評判が高く、後半の聞かせどころでもある「栗橋宿」。この『怪談牡丹燈籠』は誰もが認める名作だが、登場人物が数多く、物語も複雑に入り組んでおり、演者にも観客にも少々敷居が高い。そこで、わん丈の工夫が生きてくる。以前、物語前半の「お札はがし」を演じた際は、巨大な手作り扇を“黒板”に見立て、手書きの人物相関図を貼り付けて、全体像を解説しながら、物語を進めた。今回はどんなアイデアが飛び出すか。「わん丈ワールド」に興味津々だ。

21/8/2(月)

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