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水先案内人のおすすめ

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一度逃したら再び観る機会がないかもしれない、ちいさな芝居を中心に

釣木 文恵

演劇ライター

木ノ下歌舞伎『糸井版摂州合邦辻』

パーカーにスニーカーで登場するキャスト。ヒップホップが大音量で流れるステージ。でもこれは歌舞伎。 1985年生まれの木ノ下裕一が古典演目の補綴・監修を行って上演する「木ノ下歌舞伎」。『黒塚』『三人吉三』などさまざまな古典作品を現代に即して立ち上げ直してきた。演出は杉原邦生、多田淳之介ら作品ごとに変わる。木ノ下と演出家の手によって原点に忠実に、かつわかりやすく、すっと身体に入ってくるようになる歌舞伎の演目。そのことで見えてくるのは、人と人との気持ちの交錯だ。 今回上演される『摂州合邦辻』は、説経節『しんとく丸』『愛護の若』を元にした浄瑠璃作品。歌が重要な今作を委ねる相手として木ノ下が選んだの...

19/3/10(日)

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