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水先案内人のおすすめ

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2次元、3次元、2.5次元 それぞれに魅力がある

能一 ナオ

次元を行き交うエンタメ系ライター

舞台『銀牙 -流れ星 銀-』~絆編~

1983~87年まで週刊少年ジャンプ(集英社)に連載された高橋よしひろの不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』が舞台化。過去にはミュージカル化もされているが、今回は2.5次元界を牽引するネルケプランニングが手がけ、ステージに蘇る。 原作は、熊と戦う犬たちの愛、勇気、友情、正義、諦めない心などが描かれた少年漫画。擬人化されているわけではなく、見た目も動物だ。舞台版では絶妙なバランスで犬耳やしっぽが加えられ、違和感のない擬人化された銀たちが誕生している。そういったビジュアル化もネルケプランニングの上手いところだ。 キャストは、主演に佐奈宏紀を置き、郷本直也、荒木宏文など安定したキャストと、『ライオンキング』や『CATS』といった動物役経験豊富な坂元健児を入れ、盤石の布陣を敷いている。脚本・演出を担当する劇団鹿殺しの丸尾丸一郎は、今回の企画が発表された際に「僕だって戸惑っています」とコメントしていたが、期待は高まるばかりだ。舞台だからこそ表現できる、熱い銀たちの物語がここから始まるだろう。

19/6/30(日)

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