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東条 碩夫
音楽評論家
リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2021
21/11/3(水)~21/11/12(金)
サントリーホール 大ホール
ムーティとウィーン・フィルが来日 今年来日した大編成オーケストラは、これまで9月のプラハ・フィルひとつあるのみ。欧州のオケのメリハリある演奏にも憧れる私たちの前に登場するのは、名門ウィーン・フィルだ。昨年秋に続いての来日で、しかも今回は人気の巨匠リッカルド・ムーティが指揮をする。いつもながらの気品の高い香りにあふれたウィーン・フィル・サウンドが楽しめるだろう。 しかもプログラムは、このオケの強みを発揮する作品ばかり。Aプロにはモーツァルトの「ハフナー」とシューベルトの「ザ・グレイト」、Bプロにはシューベルトの「悲劇的」とメンデルスゾーンの「イタリア」などの交響曲が並ぶ。 3,8、11、12日が東京のサントリーホール、4日が名古屋、5日が姫路、7日が大阪という予定で、この他にも東京では無料公開リハーサル、青少年向け特別演奏会、マスタークラスの開催などが盛り込まれている。
21/10/29(金)