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木谷 節子

アートライター

クリムト展 ウィーンと日本 1900

ウィーン世紀末美術の巨匠グスタフ・クリムト(1862-1918)の初期から晩年までの作品を、過去最多25点以上の油彩画を中心に紹介する大規模展。金箔を使った「黄金様式」の最初の作品にして、世紀末芸術の代表作ともいえる《ユディトⅠ》や、「生命の円環」を描いた後期の大作《女の三世代》、精巧な原寸大複製による《ベートーヴェン・フリーズ》の壁画空間などとにかく見所満載だが、私的には彫金師の家系というクリムトの出自や、修業時代の作品が良くわかる展示が嬉しかった。乃木坂の国立新美術館では当時のウィーンの諸芸術を紹介する『ウィーン・モダン』も始まっている。こちらのクリムト関連の展示も大変充実しているので、彼について詳しく知りたい人は両展あわせて観ることを強くおススメする。

19/5/17(金)

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