先年亡くなった立川談志が残した弟子には、ユニークな弟子が多いが、その中の一人が「立川談慶」。慶応大学を卒業し、ワコールに入社後、1991年談志のもとに18番目の弟子として入門した。前座名は立川ワコール。2000年、二つ目になったのを機会に、談慶を名乗る。慶応の「慶」を取って「談慶」なのだが、前座修業が9年もかかった苦労人の落語家である。05年に真打に昇進した。 そのあたりのいきさつについては、彼の著書『大事なことはすべて立川談志に教わった』(ベストセラーズ刊)に詳しく書いてあるのだが、最新刊『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか』(日本実業出版社刊)では、与太郎の生き方にこそ、人生のお手...

18/12/6(木)