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水先案内人のおすすめ

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アートのみかた

村田 真

美術ジャーナリスト

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

ガラスの多面体に光を当て壁や床に反射させる《太陽の中心への探査》、天井から吊ったガラス板の透過光が重なり色彩が変化する《おそれてる?》、円形の容器に張った水の揺らめく波紋を頭上のスクリーンに映し出す《ときに川は橋となる》など、どれもよくできているし、とても美しい。原理的には光や色彩の性質を利用した半世紀前のライトアートと変わらないが、そこにエコロジーやサステナビリティを加えて新味を出している。《溶ける氷河のシリーズ》は、オラファーが幼少期を過ごしたアイスランドの氷河が溶ける様子を20年にわたり記録した写真。そうか、「アナ雪」のオラフってオラファーのことだったのか。

20/7/4(土)

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