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水先案内人のおすすめ

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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

鈴木雅明 指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン メンデルスゾーン《エリアス》

指揮者であり、チェンバロ・オルガン奏者である鈴木雅明さんが率いる演奏家集団バッハ・コレギウム・ジャパンは、今年で創立から30年。日本におけるバッハ作品の演奏の草分けであるとともに、世界でも高く評価されています。近年はバッハのみならず、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてメンデルスゾーンやマーラー、ストラヴィンスキーといった作曲家の作品を積極的に取り上げ、レパートリーの幅を広げておられます。 2020年末のベートーヴェン「第九」に続いて取り組むのは、メンデルスゾーンのオラトリオ《エリアス》。数々の傑作を遺したメンデルスゾーンですが、私もこの《エリアス》は彼の作品のなかでもっとも好きな作品です。 聖書に出てくる預言者エリヤの生涯を題材にしたオラトリオで、ヘンデルの「メサイア」に並び称される曲ですが、2部・42曲からなる大作ゆえか、ほとんど演奏される機会がありません。でも、感動すること請け合い。メンデルスゾーンを語るなら、ぜひ聴いていただきたいと思います。

21/1/9(土)

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