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水先案内人のおすすめ

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この映画を観ると世界がわかるという作品を

池上 彰

1950年生まれ ジャーナリスト、名城大学教授

SNS-少女たちの10日間-

親が無関心なうちに子どもがネットで知らない人と知り合うと、どんな危険が待ち構えているのか。それを実証したドキュメントです。 舞台は2017年のチェコ。幼い顔立ちの18歳以上の少女3人を選んだ映画監督は、3人に12歳の少女のフリをさせてSNSで偽のアカウントを作成。3人を偽の子ども部屋に待機させていると、男たちが次々にコンタクトを取ってきます。 男たちは自分の性器の写真を送ってきたり、“12歳の少女”に裸の写真を送るように要求したり……。驚くべき衝撃的なやりとりが繰り広げられます。 10日間で接触してきた男の数は2458人。世の中には、これほど多くの児童性愛者がいるという事実に打ちのめされる思いがします。 この映画は、幼い娘を持つ親に対し、子どもがネットでどんなやりとりをしているかに無関心だと、どんな危険が待ち構えているかを警告しています。 もし日本でも同じようなドキュメントを撮影したら、きっと同じような男たちが大勢網にかかってくることでしょう。 ネット社会の闇の部分に光を当てたドキュメンタリーです。

21/4/13(火)

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