『乾いた花』（8/20） 国立映画アーカイブ 特集「松竹第一主義 松竹映画の100年」（7/7～9/6）で上映。 ヤクザの村木（池部良）は、刑務所から出所後顔を出した賭場で、場違いな若い娘・冴子（加賀まりこ）が気風よく賭けるのを見て惹かれていく……。篠田正浩による松竹ヌーヴェルヴァーグ期の傑作ノワール。 昔の2枚目なだけの池部良と違い、ヤクザな男の苦味と翳りがあるニヒルな池部良がたまりません！まさに本作での役どころが後の『昭和残俠伝』シリーズに繋がったのだとか。また、加賀まりこもコケティッシュな魅力が爆発です。そんな加賀にとっては、本作公開年（1964）は中平康の『月曜日のユカ』にも出演、という当たり年。そして、池部良の昔の女役の原知佐子がまた絶品です！ 完成当時、内容が難解だ、として8ヶ月間お蔵入りとなった異色作を、是非☆

20/8/16(日)