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東条 碩夫
音楽評論家
大阪フィルハーモニー交響楽団 第52回東京定期演奏会
20/1/21(火)
サントリーホール 大ホール
京響と並ぶ関西オーケストラ界の雄、大阪フィル。音楽監督に尾高忠明を迎えて以来、アンサンブルが整備され、演奏にも緻密さを増した。そのコンビが1年ぶりに東京に登場する。 最初に英国の大作曲家エルガーの「チェロ協奏曲」。エルガーの作品は、英国のオケのシェフを長く務めたこともある尾高が得意とするレパートリーだ。しかも英国生れの名手スティーヴン・イッサーリスがソロを弾くとあっては、これは圧巻である。 もう1曲は、ブルックナーの「第3交響曲」で、ここでは大阪フィルの厚みあるサウンドがものを言うだろう。 尾高と大阪フィルは、このプログラムを16日(木)と17日(金)に定期公演として大阪のフェスティバルホールで演奏してから、東京に乗り込んで来る。
20/1/9(木)