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水先案内人のおすすめ

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テレビプロデューサー テレビは見ずに演劇、映画、コンサートばかり足を運んでいる

波多野 健

1954年生まれ プロデューサー(イースト・エンタテインメント)

男と女 人生最良の日々

名作といわれている『男と女』のふたり、ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメの53年後の話。前作を見なくてもわかるように作ったと監督のクロード・ルルーシュは言っているが、やはり見ていた方が感動も深い。もともと僕はトランティニャンがあまり好きではなくて『男と女』もそれほどとは思っていなかったのだが、この映画は本当に素晴らしい。トランティニャンが歳を重ねて実に味のある老人になっている。そして、何といってもアヌーク・エーメ。86〜7歳とは思えないほど魅力的なのだ。冒頭のふたりの出会いのシーンを見るだけでもこの映画の価値はある。ルルーシュは「このシーンが撮れた時にここだけでもいいと思った。このシーンには人生をかける価値がある」と語っているが、まさにそのとおり。ルルーシュはリハーサルをしない監督のようだが、信じられないほどふたりは時空を超えて、あの“ジャン・ルイ”と“アンヌ”に戻っていた。フランシス・レイが亡くなる直前に参加できたことも、この映画の価値をさらに高めている。ものすごく、お薦めです。

20/1/28(火)

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