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「クラシックソムリエ検定」編集長にしてピアノのスペシャリスト

高坂 はる香

音楽ライター

内田光子ピアノ・リサイタル 2021

突然アナウンスされた、内田光子さん3年ぶりの日本でのリサイタル。昨年中止となった来日の延期公演という位置付けではありますが、先月急に発表されて、びっくり&いま帰って来てくれるのかありがとう!!という気持ちになったピアノファンは多いのではないでしょうか。 リサイタルは2日間。ドイツ、オースリアものによるプログラムで、前半には、19日がモーツァルトのピアノ・ソナタ第15番、25日にはシューベルトの4つの即興曲D935から演奏されます。 そして両日とも共通して演奏されるのは、ベートーヴェンの変奏曲の最高峰、晩年の傑作である、「ディアベッリのワルツによる33の変奏曲」。円熟のピアニズムで、ベートーヴェンが構築したヴァリエーションの世界のおもしろさを存分に教えてくれるでしょう。 いま私はショパンコンクールの取材でワルシャワにおりまして、日本にいないことが、なかなか残念であります…。

21/10/14(木)

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