Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

第二回 軍談倶楽部

戦国時代の合戦を題材にした軍談(戦記物)は、講談の基本と言われている。ところが、現代の観客は、武将名などの難しい固有名詞や、いくさに望む鎧兜の詳細な描写が理解できず、「何だかわからないから、眠くなる」と敬遠しがちだ。前座修業のテキストに使われる他は、口演の機会が少なくなった軍談を見直し、その魅力を再確認しようと、若手真打・田辺銀冶が「軍談ばかりの講談会」を立ち上げた。その第二回となる今回は、「講談好き」を自認する銀冶の「甲越軍記 和談破れ」を幕開けに、一龍斎貞橘「賤ヶ岳合戦 大岩山」など、りりしい題名の軍談が4本並ぶ。「軍談はもっと面白くできる。伸びしろも大です!」と出演者の意気や良し!

21/11/1(月)

アプリで読む