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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

宝塚星組 ミュージカル・ロマン『マノン』宝塚歌劇星組

7月22日から28日まで、横浜のKAAT神奈川芸術劇場で、星組の2番手スター、愛月ひかるが主演する『マノン』が上演されます。 原作は、オペラやバレエにもなっているアベ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』で、宝塚では、脚本・演出の中村暁が、舞台を19世紀のスペインに移してミュージカル化し、2001年、花組時代の瀬奈じゅん主演で初演されました。今回はその20年ぶりの再演です。 愛月が演じるのは、セビリアの名門貴族の青年ロドリゴ。情熱的で奔放なマノンと出会ってのめり込み、やがては罪を犯して破滅していくという、かなり難しい役ですが、前回の『ロミオとジュリエット』で、ティボルトと死を役替わりで演じ、高い評価を得た愛月ひかるなら、女性に翻弄される男性も、きっとカッコよく印象的に演じてくれるでしょう。 タイトルロールのマノンには有沙瞳。いわゆるファム・ファタル(運命の女性)の役を演じるのは、こちらも難しいと思いますが、新人公演や小劇場で何度もヒロインを経験し、演技力には定評のある娘役なので、期待したいと思います。

21/7/6(火)

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