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山内宏泰

ライター

安藤忠雄 初期建築原図展−個の自立と対話

そうか、この人にとって建築とは、「個の自立と対話」にかかわるものごとなのだ。そう深く納得させられる。かの世界的建築家・安藤忠雄のことだ。打ち放しコンクリートで覆われたイカツイ外観の建築は、たしかにカッコいいけれどどこか厳しさも感じられて、他の建築がよくウリにする「やすらぎ」「包み込まれる優しさ」などとはかけ離れたイメージ。なぜこんなに違うのかと思っていたが、建築に向かう根本の精神からして異なるからだ。 展示は安藤の初期建築作品の設計図面やスケッチを集めたもの。そこから読み取れるのは、安藤が施主や建築素材、立地、諸条件といかに対峙し、交渉を重ね、コミュニケーションをとってきたかの過程。建築を構想した途端に立ち現れるさまざまな相手と、安藤はつねに真剣勝負してきた。「建築は闘いだ」と規定する安藤のつくるものが、他の建築家と一線を画するのは当然だ。ずらり並んだ図面やスケッチから、闘いの記録をたどってみたい。

19/7/28(日)

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