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クラシックの一般化をライフワークとする元祖クラシックソムリエ
田中 泰
音楽ジャーナリスト
村治佳織 ギター・リサイタル
21/7/17(土)
ミューザ川崎シンフォニーホール
2000席にも届こうかという席数(実際には1997席)を誇る大ホールにギター1本とはこれいかに。音はちゃんと届くのか?と心配になりそうだが、そのあたりはすでに2006席のサントリーホールで実証済み。高性能のPAシステムによって響き渡るリアルな音色は、ホールの大きさを感じさせず、大きさを感じるのは、村治佳織の存在のみ。これは至福のひとときだ。 プログラムには最新アルバム『シネマ』から映画音楽の名曲が披露されるほか、ロドリーゴや武満徹作品とともに、村治佳織の自作自演も楽しめるというゴージャスなもの。土曜の午後の素敵な時間が個々にある。
21/7/9(金)