Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

劇団四季『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』東京公演【配信あり】

昨年10月、名作ミュージカル『オペラ座の怪人』で開場したJR東日本四季劇場[秋]に続き、同じ東京・竹芝のWATERS takeshiba内に作られたもう1つの専用劇場、JR東日本四季劇場[春]が、1月10日、いよいよオープンします。こけら落としの演目は、劇団四季67年の歩みを、歌と踊り、そして語りで綴っていくショーで、四季の過去と現在、未来を繋ぐという思いを込め、タイトルはズバリ、『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』。首都圏の拠点となる新劇場開場を寿ぐには、ふさわしい舞台になりそうです。 7つの場面それぞれにテーマがあるそうですが、私が一番気になっているのは、1983年の『キャッツ』初演プログラムに寄せた、詩人吉原幸子さんの「ハングリー・キャッツ」という詩がキーワードになるという部分。この詩は、創立間もない頃、一時四季に女優として在籍していた吉原さんが、浅利慶太さんや日下武史さん、水島弘さん、藤野節子さんら創立メンバーをそれぞれ猫になぞらえ、決して平坦ばかりではなかった旗揚げからの道のりを、生き生きと描いた長編です。構成・台本の高橋知伽江さんが、この詩をどんな風にショーに生かすのか、楽しみでしかたがありません。

21/1/8(金)

アプリで読む