革命家チェ･ゲバラを主人公にしたミュージカルが、専科の轟悠主演で上演されます。日本では、Ｔシャツにプリントされた、あのベレー帽を被った精悍な顔写真の人物と言ったほうが、わかりやすいかもしれません。劇団四季が名古屋で上演中の、ミュージカル『エビータ』の狂言回し役として認識している人もいるでしょう。実在のチェ･ゲバラは、フィデル･カストロとともにキューバ革命を成功に導き、今でも根強い人気があるカリスマ的な英雄。そのゲバラ役に、男役のカリスマ的存在、轟悠が挑むのも話題です。 加えて作･演出を手がけるのが、轟とはこれまで、『南太平洋』『For the people－リンカーン 自由を求めた男－』『ドクトル･ジバゴ』と、高い評価を得た作品を連発している原田諒とあって、期待はさらに膨らみます。 物語は、ゲバラの不屈の精神と、理想を追い求めて誇り高く生きる姿を、フィデル･カストロとの友情、妻アレイダとの愛を絡めて描くということで、カストロ役に大抜擢された風間柚乃と、アレイダ役の天紫珠李という、前回の宮本武蔵を主人公にした『夢現無双』新人公演の主演コンビにも注目してほしいですね。

19/7/27(土)