四季ミュージカルの傑作『オペラ座の怪人』が約7年ぶりの東京公演となる。この作品を私はミュージカル・ベスト3に加えている。観れば、必ず泣いてしまう。年寄りの涙腺は弱いのだ。醜い顔を仮面で隠し、“想い姫”とは結ばれない天才音楽家の恋心。ああ、切ない。今回の観劇ポイントは新規に制作されたシャンデリア。初演から30年以上も使用されてきた旧作が一新される。高さ2.2メートル、横幅3.6メートル、奥行1.9メートル、重さ約400kg。客席から11メートル上に設置される。19世紀のパリ・オペラ座の空気が出るだろう。気になる出演者はというと、一役に複数人がキャスティングされている模様。新しくなった劇場のオープニング公演だ。

20/10/17(土)