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水先案内人のおすすめ

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エンタテインメント性の強い外国映画や日本映画名作上映も

植草 信和

1949年生まれ フリー編集者(元キネマ旬報編集長)

新喜劇王

スタニスフラフスキーの『俳優修業』を手にして登場する、美形とは程遠い女優志願のヒロイン。その開巻が、まず軽く笑わせてくれるチャウ・シンチーの最新監督作品『新喜劇王』。 彼が監督・主演を務めて大ヒットを記録した『喜劇王』(1999)の続編、といっても売れない“役者”がスターになっていくという設定だけが共通しているバックステージものコメディだ。前作同様、本作も映画やテレビの舞台裏、撮影シーンが楽しめる。 映画女優になる夢を抱くモン(エ・ジンウェン)。しかし、万年エキストラのまま、回ってくる仕事は顔すら映らない端役や死体の役ばかり。ある日、役作りのプチ整形顔がスタッフの目に止まり、かつてのスター俳優マー(ワン・バオチャン)主演の超大作『白雪姫 血のチャイナタウン』に抜擢される。だがマーは演技も性格も最低最悪。過去の栄光にすがるトラブルメーカーだった。 『食神』のカレン・モク、『喜劇王』のセシリア・チャン、『人魚姫』のリン・ユンなど、シンチ―に見いだされた女優は多い。本作で起用されたのは無名のエ・ジンウェン。プレスシートには1989年中国生まれ、中央戯劇学院卒業としか書かれていないが、思い切った変顔や体当たり演技でコメディエンヌ魂を発揮。将来性ありと思えた。 共演は『アイスマン』シリーズのワン・バオチャン。起死回生を狙う落ちぶれた元スターという設定で、『白雪姫』コスチューム姿が大いに笑わせてくれる。 シンチ―監督、早く『人魚姫2』を完成させてくれ!

20/4/8(水)

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