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東条 碩夫

音楽評論家

K-BALLET COMPANY/東京フィルハーモニー交響楽団 熊川版 新作『カルミナ・ブラーナ』世界初演

東京フィル首席指揮者としてすでにおなじみの存在であるイタリア生まれのバッティストーニは、別稿で推薦したブランギエよりも更に1歳若く、32歳。音楽のイキの良さでは同年代指揮者中、おそらく随一だろう。 9月には定期でヴィヴァルディの「四季」とホルストの「惑星」という超人気曲を指揮する(9/13サントリーホール、9/22オーチャードホール)が、もう一つ面白そうなのが、新国立劇場合唱団を加えたオルフの『カルミナ・ブラーナ』だ。 これは熊川哲也の構成・演出・振付による「Kバレエ・カンパニー」が主役の「熊川版新作『カルミナ・ブラーナ』世界初演」と銘打たれた公演で、それ自体も期待充分なのだが、バッティストーニがこのリズミカルで壮大な作品をどれほどエネルギッシュに指揮するか、それも興味津々である。

19/8/31(土)

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