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「クラシックソムリエ検定」編集長にしてピアノのスペシャリスト

高坂 はる香

音楽ライター

新日本フィルハーモニー交響楽団 #37 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉

新日本フィルのアフタヌーン・コンサート・シリーズ。演目は、ショパンのピアノ協奏曲第1番と、チャイコフスキーの交響曲第5番。ソリストとして、牛田智大さんが登場します。 思い起こせば、昨年3月末。サントリーホールでの牛田さんのリサイタルは、前日夜の都知事の会見で外出自粛要請がアナウンスされたことにより、当日朝に、中止が発表されました。もちろんその後、状況が落ち着いた夏に振替公演がありましたが、やはり例年ほどたくさん演奏に触れる機会はない…。 そうこうしているうちに、あの牛田さんがなんと、ハタチになっていた! というわけで、ショパンがハタチの頃に書いたピアノ協奏曲第1番を、ハタチの牛田さんが演奏します。 あまりこのことを強調するのもどうかと思いながら、やはり書かずにいられないのですが…今年秋に延期となったショパン国際ピアノコンクール本大会への出場がすでに承認されている牛田さん。ステージで演奏機会を重ねることで、ショパンの協奏曲への理解を深め、よりショパンに近づいていく。これは、そのための一歩でもある大切な公演なのだろうと思います。 指揮は、牛田さんを(今よりさらに)若い頃から知り、たびたび共演している大友直人さんです。

21/2/12(金)

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