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オペラと古楽をとりわけ愛するコンサートソムリエ。司会や執筆で活動中。
朝岡 聡
アナウンサー
ボローニャ歌劇場『セヴィリアの理髪師』『リゴレット』
19/6/20(木)~19/6/24(月)
オーチャードホール
ほんの2カ月半前に現地で大喝采を浴びた公演(『セヴィリアの理髪師』)が、キャストもすべてそのままやって来る、正真正銘の「引っ越し公演」。 おまけにその歌手陣が伯爵をシラグーザが歌い、フィガロはカンディア、ロジーナにマルフィとなれば、いま望みうる最高の舞台が約束されていると言っても良いでしょう。 なかでもシラグーザにとってアルマヴィーヴァ伯爵は十八番中の十八番。ロッシーニ・テノールとして完璧なテクニックと表現力を持つ彼は、役者としても類まれなセンスを発揮する人。当意即妙なアドリブも自由自在で、何度観ても魅了されます。 歌に酔い、芝居で魅せられ、声のアンサンブルに歓喜する…今度のボローニャ歌劇場公演は、間違いなく人を幸せにする! ※『セヴィリアの理髪師』は、20日と24日。
19/6/12(水)