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ドキュメンタリーの面白さを知ると映画の見方が変わる

村山 匡一郎

映画評論家、大学講師

アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい

J=L・ゴダールの初期作品のミューズとなり、ヌーヴェルヴァーグを代表するヒロインとなったアンナ・カリーナ。彼女は2019年に逝去したが、彼女の2000年頃までの人生を、彼女の最後の夫であるデニス・ベリー監督が描いたドキュメンタリーだ。デンマーク出身で複雑な家庭環境で育ち、17歳でパリに出て、ココ・シャネルがつけたアンナ・カリーナの名前でモデルとして成功。そんな彼女がゴダールに見染められて女優となり、さらに歌手や舞台女優として活躍する姿を描いている。『女と男のいる舗道』のナナや『気狂いピエロ』のマリアンヌといったアンナ・カリーナ演じる女性像が未だに眼に焼きついているファンにとって、当時のヌーヴェルヴァーグの瑞々しさもあって懐かしさを超えて魅了される。

20/6/8(月)

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