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本業はヘビメタ誌編集者。寄席、落語会は年200回以上通う。関連著書も多数。

広瀬 和生

「BURRN! 」編集長、落語評論家

柳家わさび独演会 ~わさびの診察室~

この秋に真打昇進した柳家わさびは、正統派の古典落語の演者でありながら、トボケた味わいの新作を次々に創作する落語家でもあり、そのポテンシャルは極めて高い。柳家喬太郎の『純情日記横浜編』を「携帯のない時代の恋愛を描いた噺」として令和に伝えるその姿勢も面白い。これまでは偉大な先輩たちの陰に隠れるかのように遠慮がちな活動をしていたわさびだが、真打昇進を機に活動の幅を広げ、大きく飛躍していくことだろう。そんなわさびが、新たな独演会をスタートさせる。名付けて「わさびの診察室」。コミュニケーションタイム「わさびの診察室」コーナーでどんなことが行なわれるのか、ということも含めて興味は尽きない。

19/11/20(水)

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