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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
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歌舞伎とか文楽とか…伝統芸能ってカッコいい!

五十川 晶子

フリー編集者、ライター

令和2年11月歌舞伎公演

【第二部】『彦山権現誓助剣-毛谷村-』 宮本武蔵と吉岡一味斎をモデルにした義太夫狂言語だ。武道の達人吉岡一味斎は京極内匠に暗殺され、妻お幸、養女お園、娘のお菊の一粒種弥三松ら家族はそれぞれ仇討へと旅に出る。ここまでが今回の本編の前提の物語だ。 一味斎の弟子である毛谷村六助は杉坂の墓所で微塵弾正という男に頼まれて、彼の老母のために御前試合にわざと負けてやることに。そこで行き会った佐五平から弥三松を託され、毛谷村へ連れ帰り匿っている。そこへお幸、そして虚無僧に姿を変えたお園がつぎつぎと現れ……。 このお園は歌舞伎ではめずらしく武芸の達人で腕が立つ。出の際にも女方の鬘(かつら)の上に天蓋をかぶり、花道を歩く姿はまるで男……のような女のような。老女のお幸も、六助と金を投げ合うなど歌舞伎の婆には珍しく腕の立つしゃっきりとした老女。 この六助が実はお園の許婚とわかり、お園はそれを知ったとたんに初々しい娘の態度に豹変する。そこにある臼を軽々と持ち上げ密偵との立廻りをしながらも、ハッと気づいて羞恥を見せる。これがまた可愛らしい。 村の者たちが老女の遺体を運んできたため、杉坂で出会った微塵弾正のはかりごとだったと判明。彼こそ一味斎を暗殺した京極内匠と、六助は仇討へ出立する。 六助に片岡仁左衛門、お幸に中村東蔵、お園に片岡孝太郎、微塵弾正実ハ京極内匠に坂東彌十郎。 そして弥三松で中村梅枝の長男、小川大晴が初御目見えする。 第二部はこの後、清元の舞踊が2本。中村梅枝の『文売り』、中村鷹之資と片岡千之助の『三社祭』。

20/10/25(日)

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