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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

宝塚月組 ロマン・トラジック『桜嵐記』 / スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』宝塚歌劇月組

月組東京公演『桜嵐記』と『Dream Chaser』が、7月10日から東京宝塚劇場で幕を開けます。トップスターの珠城りょうと、トップ娘役の美園さくらが同時退団する公演でもあり、早くから注目が集まっていましたが、特に、ヒットメーカー上田久美子が作・演出を手がけた『桜嵐記』は、6月21日に千秋楽を迎えた宝塚大劇場での公演でも、話題になっていたようです。 舞台は南北朝時代の吉野。珠城が演じるのは、楠木正成の嫡男で、後村上天皇に仕える武将、正行(まさつら)です。物語は、戦いに明け暮れる正行と、戦で縁者を失い、復讐だけを心の支えとする天皇の侍女・弁内侍との束の間の恋が、咲き乱れる吉野の桜を背景に描かれます。大劇場では、涙なしには観られないという人の声も多かったので、タオル持参で、上田作品の繊細で美しい舞台を楽しみたいと思います。 配役はほかに、次期トップスターに決まっている月城かなとが正行の末弟正儀(まさのり)を演じ、正行の次弟正時に鳳月杏、後村上天皇に暁千星、足利尊氏には風間柚乃という顔ぶれです。

21/7/4(日)

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