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水先案内人のおすすめ

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生きのいい日本映画を中心に、大人向け外国映画も

平辻 哲也

1968年生まれ 映画ジャーナリスト

ONODA 一万夜を越えて

ジョニー・デップ製作総指揮・主演の『MINAMATA』に続き、奇しくも海外の映画界が日本を題材にしている。フランスの新鋭アルチュール・アラリ監督は冒険をテーマにした題材を探す中、小野田の物語に出会って、興味を持ったというから驚き。 1974年3月、終戦から30年近い時を経て、フィリピン・ルバング島から帰還し「最後の日本兵」と呼ばれた旧陸軍少尉・小野田寛郎の史実を元に着想した物語。普通に観ていると、まるで日本映画。全編日本語で、フランス映画だとは思わない。 小野田役のふたりがいい。青年期は仲間との友情が中心、成年期は地元警備隊の襲撃、親友の死、帰国のきっかけとなる冒険家(仲野大賀)との出会い。34歳の遠藤雄弥と56歳の津田寛治がそれぞれ的確に課題を演じている。おおむね史実に基づいているが、ところどころアレンジも加えられ、よりドラマが強調されている。

21/10/6(水)

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